友松直之「本当はエロい日本の裏伝奇 泡姫陰陽師」(2012)
本当はエロい日本の裏伝奇 泡姫陰陽師 (2012)
監督:友松直之
脚本:友松直之、百地優子
撮影/照明:田宮健彦
特殊造形:石野大雅
VFX:川村翔太
ラインP:池田勝
出演:森川真羽、若林美保、山科薫、津田篤、福天、山段智昭、小林さや、内田春菊
「華麗なるエロ神家の一族 深窓令嬢は電気執事の夢をみるか」「君はゾンビに恋してる」「禁じられた旋律 処女にナニが起こったか」「レイプゾンビ LUST OF THE DEAD」「本当はエロいグリム童話 レッド・スウォード」…ここ1、2年のうちに友松直之監督が発表したエロ・グロ・アホ・暴走・ファンタジー路線の作品(胸キュン率高し)。どれも"超"が付くであろう程の低予算作品(たぶんこの5本全部合わせても友松監督2001年作「STACY」の製作費に届いていないと思われる)ながら、その充実ぶりは半端ではありません。フリーダムな作風で大暴れしていた、自主映画時代から数えて友松監督・何度目かの黄金期を迎えていると言っても過言ではないでしょう。
先日レンタル開始されたこの新作「本当はエロい日本の裏伝奇 泡姫陰陽師(あわひめおんみょうじ)」も、前作「本当はエロいグリム童話 レッド・スウォード」に引き続き、通常の映画としてのフォーマットが破綻しまくりの作品ではあるものの(笑)、その面白さは尋常ではなく、劇中、何度笑い転げ、何度ムスコが元気リンリン(りんりり~ん…ダルタニアン♪)となったか分かりません。名作です。
個人的なハナシとなりますが、自分は最近少しでも長めの文章を書くと脳味噌が爆発しそうになってしまう程、文章を書く事が億劫となっておりますので、以下簡潔にこの作品の魅了を書かせていただきます。
・基本としてはまず、"陰陽師"の世界観に"性のお仕事"要素を合体させるという馬鹿馬鹿しさ。「陰陽師」というものに馴染みのある方は特に爆笑必須です。(ちなみに自分は「陰陽師」ってモンをまったく知らずに鑑賞。それでもクソ笑ったッス)
・主人公の女の子が純情…どころか「セッ久」という言葉を知らないほどのおぼこちゃんなので、初体験の相手がブ男の福天さん(すいません!)であっても嬉々としていたりと、我々の"ブ男×美女=松本零士脳"が刺激され、とてもエッチな気持ちにさせられます。よく出来たエロ小説やエロ漫画を凌駕した、なんともいえないエロ感覚と言えましょう
・素人さん=一般人(または素人さんと思われる方々)の使い方。個人的に本作の中で一番好きな要素。これは実際に観てもらわないと伝わりにくいw
・内田春菊先生の怪演
・低予算をカバーしまくる川村翔太さん担当のビジュアル・エフェクツ
・毎度繰り返されるお馴染み、友松監督の極論的主張・思想と作品との…珍しくというかナンというか、幸せな合致具合
・絵師さんに何枚絵を描かせてんねんw(追記:全て監督ご自身で描かれたそうです。失礼しました!)
他、いろいろあります。「わかみほさんが素晴らしい」とか、「人のよさそうな山科薫さんが安倍晴明の末裔である陰陽師師範役を演じているのがなんだか面白い」とか「チョイ役だけど小林さやさん(aka「レイプゾンビ」)が可愛い」とか…。
このシーンは最高!このシーンが好きじゃない人とは友だちになりたくないw
エッチなシーンでは、なんともいえないキモチにささせられること受け合い
本作の内田春菊先生はスゴイ。台詞もカット数も山盛り。そして超笑えます
低予算もなんのその、スケールは馬鹿デカイ(?)ぞ!
…さて、そろそろわたくしめの脳味噌も爆発しそうになってきましたので、あとはキャプ画でお茶を濁しておしまいとします。ここまでお付き合い下さり「これじゃどんな内容なのか、ハナシなのか、まったく分からんよ!」と思われた(興味を持たれた)方がもしいらっしゃいましたら、数百円のレンタル料をもってご自信でご確認願えると是幸いです。
この2シーン↓がとても好き。友松監督の熱きメッセージを受け止めよ!…避けてもよし(笑)
おわり
スポンサーサイト
Posted on 2012/07/09 Mon. 01:32 [edit]
| h o m e |