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えいがとんせいにっき

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友松直之「君はゾンビに恋してる」(2011) 

LOVEゾンビ

君はゾンビに恋してる (2011)
監督:友松直之
脚本:貝原クリス亮、石川二郎、友松直之
撮影:飯岡聖英
特殊造型:石野大雅
挿入歌「愛は血と内臓の果てに」歌:アリスセイラー
協力:ゾンビショップ・ジョージ、いちご葬祭、ROBOTROBOT
出演:羽田あい、小林優斗、野ノ宮なな、福天、篠崎信吾、柴多龍馬、友松正義、一三、アリスセイラー、廣田トモユキ、若林美保、山科薫、東正彦、宮本真友美、藤田浩(ノークレジット&ノーギャラ)

友松直之監督が今年(2011年)の夏に、ほぼ途切れ目なしで一気に撮った"夏の想い出・スプラッター・ホラー三部作"(ヴァンパイアもの1本、ゾンビもの2本。ただし全て変化球)の中から、「恋死体(ラブゾンビ)~君はゾンビに恋してる」改め「君はゾンビに恋してる」が先陣を切って登場。超トンデモ過密スケジュールの中で撮った中の1本だけに、多少デキがショボかったり投げやりになっていても致し方なし、と上から目線ぎみに鑑賞に挑んだ(エッヘン)。で、結果から書くと超面白かった。僕は友松監督の作品が大好きで、こうしてこのブログもどきの中でもよく取り上げさせて頂いているのだけれど、実は実際に友松作品のDVDなり何なりを購入することは稀だ(エエー!)。しかしながら本作は是非欲しい。是非手元に置いておきたい。しかしまだセルDVDは出ていないようだ…。せっかく久し振りに購買意欲が湧いている(いや「エロ神家」も欲しいなぁ)というのに…。まさかレンタルのみってことは…ないよね?

さてさて、それではいったい何がどうなってこれほどまでに自分の購買意欲が刺激されているのかというと、まず本作はとにかく「あざとい」(ダメじゃんw)。本作の女子高生ヒロイン・ヒトミを演じるのはセクシィ系女優さんの羽田あい(ウォキペディアには「第9回SOD大賞最優秀女優賞受賞(2010年)」「スカパー!アダルト放送大賞2011年度新人女優大賞受賞」とあるので現在売り出し中の女優さんなのだろう)。どことなく、かつての亜紗美を思わせる可愛らしさである。んじゃ「現在の亜紗美はどうなんだよ?」ってハナシだが、もちろん今の亜紗美のほうがカッチョいいんだよ!…と、そんな具合に可愛らしい女学生ヒトミ(羽田あい)は、ゾンビ映画の大ファンなのである。ケータイの待ち受けは「サンゲリア」の"目にウジ虫腐乱ゾンビ"。家に帰れば部屋の中はゾンビ・グッズで溢れ返り、夜な夜な下着の上にゾンビTシャツというラフないでたちで「ゾンバイオ」…もとい「re-animater」(85)のDVDを鑑賞しながら「ハーバート・ウェスト博士って素敵~♪」と呟くのであった。「あり得ねぇ~!」「アホらしい~!」「バカにしてる~!」しかし、こちとらまんざらではない。むしろ嬉しい。最近のアニメなんかでは、しばしばアニオタのかわい子ちゃんキャラが登場したりするが、あれと同じ法則である。"かわい子ちゃんが向こうからこっちの汚れた世界に来てくれる感"とでもいうのだろうか。例えば、冴えない主人公が絶世の美女にモテまくる松本零士の漫画なんてのも"向こうからこっちに来てくれる感"があったと思う。なので我々ダメ人間たちは必死になって零士を読んだ。しかし同じ松本零士の漫画でも、古代進と森雪がどうなろうが知ったこっちゃないという、そういうこってす。さて、しょこたんや加藤夏希やあいかわ優衣やみづなれいはなんて素晴らしい女性なのだろう。みづなれいがツイッターで「ピンドラ録画し損ねた!がびーん」「ギルティークラウンやばし」などと呟いているのを見かけると胸が熱くなってくる。そういや昨日テレビで仲里依紗が「好きな映画三本挙げろ」と急に振られてとっさに「デッド・コースター」「トランスフォーマー3」「ゾンビランド」と答えていたな。可愛いな。成海璃子がINUや奇形児やあぶらだこや猛毒や村八分やのファンであるというのもステキなことだ。

羽田あい3
 羽田あいサン

友松直之という映画監督は、常にこういった(我々のような)オタク、ダメ人間、虐げられた人間=弱者の心の隙間に入り込んでくるような映画を撮り続けてきた。フィルモグラフィの9割はそういった映画であると断言してもいい(笑)。それが本作においては「虐められっ子がモテる」…うん、いいもんだねぇ…的なある程度客観的に見れる感覚(ダメダメな男子を自己に投影する場合もあるだろうけれど、それはこの際置いといて)に加え、「ゾンビ大好きっ子がエロい」という、聞き捨てならない反則技が直接脳髄に訴えかけてくるという波状攻撃。まさに逃げ場ナシ、隙ナシの鉄壁ぶり。いったい何を書いているのか自分でも分からなくなってきたが、とにかくボンクラ、オタ、屑人間である僕のような人間への気配りがハンパではないのである。これはあざとい(笑)。こういう展開だと、ヒロインはさぞ萌え萌えなキャラクターなのであろうと思う方もいるかもしれないが、そうではない。彼女はゾンビが好きが高じてゾンビパウダーを精製し、実際にゾンビを作り出そう(?)とハイチの"ゾンビ研究書"を読もうとするもフランス語(ハイチの公用語)がさっぱり分からず、クラスで「ゾンビ」と呼ばれ虐められているクラスメイトにそのゾンビ本を翻訳させ、ゾンビパウダーを完成。間髪入れずそのゾンビ君を学校の屋上から(パンティをエサに)突き落として殺害、パウダーをふりかけゾンビ化させ、晴れて彼氏として自宅に囲いこみ、そのゾンビ相手に騎乗位でロスト・バージン(「ここも死後硬直してるのかしら…」ってオイw)。さらには死んで(ゾンビ化して)から何も食べていないゾンビ君を気にかけ、親友を呼び出して斧で殺害して臓器を食べさせてあげるという(すいません、少しネタバレしちゃいましたけど問題なし!)…そんなトンでもない女子なのである。僕は「猟奇的な彼女」という映画を観ていないのだけれど、きっとこういう映画なのだろうと思った。実際、ヒロインの暴走自己中っぷりは「猟奇的な彼女」っぽいらしいのだが…。もしかすると「猟奇的な彼女がホントに猟奇的」というギャグなのかもしれません。

LOVEゾンビ (1)
友松監督や内田春菊先生の長男が演じるクラスメイトに「ゾンビ、ゾンビ」と言われ虐められる将太に「でもさぁ、あんた、ゾンビって言ってもあれだよね、ロメロの『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド」以降のモダン・ゾンビじゃなくって、クラシックなブードゥー・ゾンビに近いね。『吸血ゾンビ』1966年、ハマー・フィルム。命令通りに動いてんじゃん。炭鉱とかで働かされてそう」とかなんとか言いながら近づくヒトミ。狙いはゾンビ本の翻訳をさせゾンビパウダーを精製、用が済んだら彼自身に本当のゾンビになってもらうことである(笑)

LOVEゾンビ (屋上)
「ほうれ、ほうれ」と脱ぎたて生パンツでおびき寄せられ屋上から転落死した将太にゾンビパウダーが降りかかる(笑)

LOVEゾンビ (2)
 いつまでも続くと思われていた2人の幸せな同棲生活であったが…

LOVEゾンビ (3)
わかみほさんや山科薫さん演じる近所の皆さんとゾンビ君との温かな交流。アリスセイラーが歌う挿入歌「愛は血と内臓の果てに」の乗せたミュージカル・シーンまで飛び出す始末

LOVEゾンビ (4)
 束の間の幸せも、生ける屍を通り過ぎてゆく。このまま腐り果ててゆくのか…

これだけの要素でもすでに満腹(特にゾンビ君とヒトミとの性交シーンはヘンに歪んだエロい感情を呼びさましてヤバい)だというのに、本作はこれに留まらない。他にも町内の皆さんとゾンビの温かい触れ合い→(一転)→とある事件をきっかけに(さらには体がどんどん腐ってきて異臭がキツくなってきたことなどにより)優しかった町内の皆さんに虐げられる…なんていうモンスター映画の王道的悲劇展開(「シザーハンズ」なんかを思い出そう)があったり、果てはゾンビに飽きてきた(ひでぇ~)ヒトミが今度は「13金シリーズ」にうつつをぬかし、同じ学校のジェイソン山田君に浮気、すわ「ゾンビvsジェイソン」か?といった超展開があったりと盛り沢山すぎる内容なのである。

LOVEゾンビ (最後)

こういうのを撮っちゃうからまた友松監督は硬派なゾンビ映画ファンから叩かれてしまうのだろう(笑)。しかし、それと同じくらい熱心なファンが憑く…もとい付くのではないだろうか。そう思いたい。それくらいへんてこりんなパワーに満ち溢れた、大傑作だと思うのです。お薦め!

おわり
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Posted on 2011/11/08 Tue. 22:13 [edit]

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