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えいがとんせいにっき

映画ミーハーのとてつもなく浅い世界

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山崎邦紀「奴隷飼育 変態しゃぶり牝」(2011) 

奴隷飼育 変態しゃぶり牝

奴隷飼育 変態しゃぶり牝 (2011)
監督/脚本:山崎邦紀
撮影:大江泰介
照明:ガッツ
出演:浅井千尋、里見瑤子、佐々木基子、園部真一、牧村耕次、平川直大

あらすじ等はコチラ(手抜き)

本作は何やらピンク映画ファンの皆様からの評判も芳しくなく、何より山崎監督ご自身が"失敗作"と認めてしまっている(twitter上で確認)。

僕は大変面白く鑑賞。唯一、旧上野オークラ劇場でエキストラが多数参加して撮影されたラストシーンのその扱い方だけが不満といえば不満に感じた点であろうか。あれがラストシーンでなどではなく、せめて途中にうまい具合にハマって(または"生かしきれて")いればまだ良かったと思うのだが(というか、こう考えてしまっている時点であのシーンの撮影そのものが必要だったのかどうか疑問)。

だがしかし、映画自体はとても素晴らしい。

風情溢れる旧上野オークラ劇場を中心として、何かよく分からない(もしくは良からぬ)ことが同時進行的に起っている。謎のストリッパー佐々木基子は登場して早々に(笑)その上野オークラ劇場に引き寄せられるものの、謎の淫乱記憶喪失女・里見瑤子とそれに翻弄される平川直大の2人はまったくオークラ劇場内の展開と関係ない人たちなのかと思いきや実は大いに関係があり(最後まで関係なけりゃそれはそれでスゴイと思いますが)途中合流する。これは良い。ワクワクする。佐々木基子、里見瑤子、平川直大…あとアリス・クーパーあたりが劇場に引き寄せられていればもぅキブンは「Prince of Darkness」(1987)なのだが。

しかし、しかしながらである

本作の映像の感触としてはジョン・カーペンターというよりはデヴィッド・リンチなのである(ボキャ貧なので人気有名映画監督しか浮かばない)。

赤・青・黄キレイ(アンディ・ウォーホールかいっ)…。そう

色彩が、フィルムの粒子がものすごく美しい!

本当に本当に美しい映像で、当日自分は3本ピンク映画を鑑賞したラストに本作を観たのだが、あきらかに場内の"映画濃度"が5割り増しくらい上昇し、思わず座席に座る体勢を正してしまったほどである。なので今回はその立役者、撮影の大江泰介氏と照明のガッツさんの名前を表記させてもらっている次第↑。

マッドでシュールで文学的なその内容については、僕は何も語ることが出来ない(アホなので)。

なので、僕の後ろの座席で劇中ぺちゃくちゃ喋っていたおっちゃんたちの発言を紹介する(なんでやねん)。

・(浅井千尋について)「いい体やなぁ。オッパイもいいなぁ」
・(里見瑤子、佐々木基子の衣装について)「素晴らしい服やなぁ。綺麗やなぁ」



完全に正しい鑑賞の仕方だと思う。おっちゃんたちは、かようにチンプンカンプンな映画であっても実に楽しんでいたわけであり、視覚的パワーというものがいかに(おっちゃんたちにも)大切なのかがよく分かる。実際おっちゃんたちは「わけわからんなぁ」なんてことは一切言わない。ピンク映画を長く観てきたおっちゃんたちは、そこら辺の映画小僧の何倍もアバンギャルドな映画を観てきたハズなのであるからして、このくらい屁でもないのであろう。リスペクト(でも真後ろでぺちゃくちゃ喋べる声がでかすぎだぞw)。

さて、この映画が叩かれる(?)最大の要素はその投げっぱなしのオチにあると思う。引き続き「パラダイム」繋がりで書かせてもらうなら、投げっぱなしな終わり方(投げっぱなしこそがカーペンター美学。「パラダイム」はその究極)であったその「パラダイム」をさらに20分くらい早く終わらせちゃったような、そんな感触がこの「奴隷飼育 変態しゃぶり牝」には確かにあった。観客も、監督さえも「これはイカンやろ!」と感じたのであろうが、僕は「ひゃー!ここで終わるのか」と実に爽快に感じたのであった。これは僕の好みの問題なのであって、動かしようもない歓びなのであるからしてあしからず。


おわり
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Posted on 2011/03/21 Mon. 13:16 [edit]

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